2年生ＩＲＰ分野別学習会グループ「環境」　出張講義

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教職員 ： 2019/10/04
開催場所 ： 本校

　令和元年１０月４日(金)６，７限目に，NPO法人とくしまコウノトリ基金事務局長の柴折史昭氏を講師にお迎えして，「コウノトリと徳島の環境」をテーマにお話をいただきました。
　近年毎年のように鳴門でのコウノトリの繁殖が話題になり，最近も1日で過去最多の25羽が徳島県内で確認されたと報道されるなど，コウノトリの定着と繁殖は順調に見えるけれど，繁殖しているのは1ペアだけであること，コウノトリが住むということは，多種多様な生物がたくさん生息する豊かな地域の証であることなどを，資料や写真を基に教えていただきました。野生下のコウノトリは足輪で個体識別ができるため，1羽1羽の個性がわかるのも魅力の一つ，とのお話には，確かにそうだなあと合点がいきました。質問にも１つ１つ丁寧に答えてくださり，時間がとても短く感じられました。「コウノトリの定着に向けて高校生にできることは何ですか」との質問に対する先生の答えは，「まず知ること，知ろうとすること。そしてできるだけフィールドに出てみましょう。できることを探しながら一緒にやってみませんか。」でした。
　「コウノトリ」，「人」，「自然」，「豊かさ」……，いろいろなことが心に残った2時間でした。