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「日本各地を繋ぐ大漁旗プロジェクト大漁旗デザイン」完成!!

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教職員 : 2020/09/29

市高美術部員が徳島市の大漁旗をデザイン!


 東京大学生産技術研究所が、今年で設立70周年を迎え,これを記念して,科学自然都市協創連合を設立しました。その設立記念事業として,SDGs Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標))と最先端の科学・技術の視点で「まちづくり」を捉えなおす機運を全国で高めることを目的に,日本各地が誇る魅力とビジョンを描いた大漁旗を地域ごとに制作するというプロジェクトを企画しました。そこで,徳島市(徳島市役所企画政策局・徳島市教育委員会)もそのプロジェクトに参加し,まちの魅力とビジョンが描かれた大漁旗を制作したいということで,徳島市立高校美術部に,大漁旗デザイン制作の依頼がありました。
 この依頼を受けたのが,令和2年7月上旬。顧問から部員に向けて事業内容についての説明を行い,1,2年の美術部員13名がそれぞれ個々でデザイン原案の作成に取りかかりました。7月末を締め切りとし,13点の原案が集まりました。


デザイン原案13点

 その後,集まったデザイン原案を基に,最終デザイン案のキーワードやコンセプトについて話し合いを行いました。


話し合いの様子

 それから,徳島市からの要望であったイラストレーター(グラフィックデザインソフト)での完全データの作成が美術部員では難しいため,最終的に美術部顧問が,部員の原案13点から活かしたい点を抽出し,話し合ったキーワードやコンセプトを考慮しながら,最終デザインを作成しました。そして約1か月半かけて,ついに市高美術部員の力を結集した徳島市の大漁旗デザインが完成しました。

  〈完成した徳島市大漁旗デザイン〉


大漁旗デザイン

  
  〈デザインコンセプト〉


デザインコンセプト

 
 その後,令和2年9月23日(水)に,「日本各地を繋ぐ大漁旗プロジェクト」応募作品の市長報告会で,本校校長と美術部顧問,部員代表4名が,徳島市役所を訪問し,徳島市長にデザインコンセプト等を報告したのち,デザイン画を手渡すことができました。


市長報告会の様子

令和2年9月29日(火)の徳島新聞朝刊に掲載されました。


島新聞記事(R2.9.29).

 そして,完成した大漁旗は,東京大学 安田講堂で開催予定の大漁旗お披露目イベント(仮称)で全国から集められた大漁旗と共に展示され,各自治体の魅力を全国の人々に広くアピールできるというプロジェクトが企画されているということです。
 普段,美術部では自分で描きたいものを描き,作りたいものを作るという制作活動が多い中,今回このような依頼を受けて,「人のためにデザインをする」という貴重な体験をさせていただきました。
 この事業に参加できたことは,市高美術部員にとって,本当に勉強になることも多く,「デザイン」の本来の意義や目的について,また改めて徳島市の良さを知る素晴らしい機会となりました。このような機会を与えていただいたことに部員一同大変感謝しています。ありがとうございました。
 このような体験を活かし,これからも部員一同,様々な事業にも取り組み,個々の制作にもより一層力を入れて励んでいきたいと思っています。