高校生ボランティア・アワードに参加しました（家庭クラブ・ドナーアクション）

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教職員： 2022/08/29

　8月16日～17日、「高校生ボランティア・アワード2022～持続可能な未来へ～」の全国大会に、市高からは１次予選を通過した「家庭クラブ」から３名、「ドナーアクション」から４名が参加しました。さだまさしさんが設立した公益財団法人『風に立つライオン基金』が主催したこのイベントは、高校生たちが日頃から続けているさまざまな活動を応援するプロジェクトとしてスタートし、今年で７回目となるそうです。昨年は残念ながらオンライン開催となったのですが、今年は抗原検査などの感染対策をおこなった上での開催が実現しました。
　1日目、全国から多くの高校生が東京新宿住友ビル三角広場に集い、それぞれの活動を発表し合いました。直前で一般公開はなくなったのですが、その代わりに高校生同士が交流できる機会を持てたことは、とてもよい機会となりました。1日目の最後には高校生サポーターとしてテツandトモさん、湘南乃風の若旦那さんこと新羅慎二さん、ももクロのみなさん、さだまさしさんによるステージと盛りだくさんの１日でした。
　2日目、午前中は第一線で活躍するパネリストの方を迎えて「わたしたちの未来について」をテーマにシンポジウムが開かれました。パネリストの皆さんから、たくさんの前向きなヒントをいただきました。午後は再びブース発表をしました。北は北海道、南は沖縄まで地区大会を通過した９８校、約５００名が集まっていたので、全てのブースを回ることはできませんでしたが、創意工夫を凝らした各学校の取り組みにはとても刺激を受け、今後の活動の指針になる機会になりました。生徒同士の横のつながりもできたことも非常に貴重な経験でした。
　最後に閉会式では、家庭クラブの取り組みに対して、“日本航空賞”をいただくことができ、大変うれしく思っています。選考理由としては、「地域の特産物を工夫し販売、利益を抑え、地域に還元するというコンセプトに共感したため」と言っていただきました。景品としてポケトークと名前入りの飛行機の模型をいただきました。
　今回、活動にお力添えをいただきました皆様をはじめ、地域や企業の皆様、参加されました皆様、運営にご尽力いただきました事務局の皆様に心から感謝申し上げます。「発表と交流の場」を設けてくださり、ありがとうございました。今回の大会で学んだことを大切に、より一層精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

《生徒の感想文より》
◆ドナーアクション◆
・ボランティア・アワードに参加した２日間は、全てが刺激的で、初めてのことをたくさん体験させていただけた時間となった。会場に入った瞬間、自分たちと同じようにボランティア活動をしている高校生が何百人といることに驚き圧倒された。世界のために活動していたり、企業の重要な役割を任されていたりと、自分には考えられないような世界で活動されている方々がたくさんいて、自分にもできることはまだまだ山積みだと感じた。私たちの活動は、校内や県内にとどまっているので、今後全国に臓器提供の意思表示の大切さを広めていきたいと思った。
・会場には、活動内容は千差万別だけれど、会場にいる全員が「人の役に立ちたい、世界をよりよくしたい」という同じ意思を持って集まっていて、私もその中の一員としていられたことがとてもうれしかったです。その中でのたくさんの素敵な人々との出会いは、これからの私の人生において、糧となることと思います。この２日間はとても忙しく大変でしたが、自分の視野がとても広がり、大いに成長できた本当に貴重な２日間でした。このような素晴らしい経験ができたのも、ドナーアクション委員会を発足した初代の先輩から今の私たちまで途絶えさせることなく、引き継いでくださった先輩方のおかげです。先輩方先生方に感謝するとともに、これからもしっかりと活動し繋いでいこうと思いました。

◆家庭クラブ◆
・開催も危ぶまれていた中、実施されて本当にうれしく思います。ボランティア活動をしている高校生たちが集まり、私たちと同じように地域創生の活動をしているグループや災害や国際貢献など多岐に渡り、レベルの高さに驚くとともに、よい刺激を受けました。私たちのブースにもたくさんの方々が来てくださりました。徳島県の魅力はあまり知られていませんでしたが、多くの方が興味を持ってくださったので、これからも活動を続け、徳島県の魅力を発信していきたいと思っています。有難いことに、日本航空賞をいただくことができました。賞をいただけるとは思っていなかったので、とてもうれしかったです。とても充実した濃い2日間となりました。
・今回予選が通過し、本選での参加が決まり、ブースでどう発表するか、来ていただいたお客さんにどうしたら喜んでいただけるか、とても悩みました。マルシェでも藍食の商品を販売してきましたが、今回は藍染めに力を入れようと思って、クイズに正解するとお渡しする藍染めハンカチを約１００枚ほど染めました。また、自分たちのＴシャツもデザインして染めました。大変でしたが、とても楽しかったです。プレゼンも何度も何度も練習しました。当日は、緊張しましたが、他県の多くの生徒の皆さんと交流することができて、とても有意義でした。「日本航空賞」という大きな賞もいただけて本当にうれしかったです。もっと頑張っていこうと思いました。