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MIRA-GE NEXTが長崎で行われました(JRC部・家庭クラブ)

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教職員 : 2025/09/01


 8月3日(日)から6日(水)までの4日間、一般社団法人エッジソン・マネジメント主催による「MIRA-GE NEXT」が、長崎県の出島メッセ長崎にて開催されました。全国25都道府県から公立学校の生徒64名と教員40名が参加し、北海道から沖縄まで、多世代・多地域の若者とともに社会課題について議論し、リーダーシップを共創する貴重な機会となりました。
 昨年12月には京都でMIRA-GEが開催され、本校からは3年生4名が参加しました。今回は、2年生2名がこの活動に参加し、「平和」や「地方創生」といったテーマについて、班ごとに生徒と教員が対等な立場で意見を交わしました。
 フィールドワークでは、長崎原爆資料館や平和公園を訪れ、平和についての理解をより深めました。また、長崎県立大学理事長・坂口克彦先生による基調講演では、「内発的動機付けの大切さ」や「納得できない仕事はするな」といった、人生の選択における指針となる熱いメッセージをいただきました。
 企業の方々との交流、自分自身の強みを振り返るワークなどもあり、非常に濃密で充実した4日間となりました。参加した生徒たちはもちろん、他校の生徒たちの表情や発言にも日を追うごとに自信と活気が増し、世代や立場を超えて未来を共に創るこうした取り組みの意義を、強く実感することができました。
 来年度も出島で開催される予定とのことで、ぜひ再び参加したいと思っています。貴重な学びの機会をくださった関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。


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【参加生徒感想文】

「学びと出会いがくれた未来への力」
 8月3日から6日までの4日間、長崎で開催された「MIRA-GE NEXT」に参加しました。このプログラムを通して、今までに経験したことのない新鮮な体験や、頭がパンクしそうなほど多くの情報を得ることができました。これらの経験は、きっとこれからの人生において、大きな力となってくれると確信しています。
 初日はとても緊張していて、「自分の意見をきちんと伝えられるだろうか」と不安でいっぱいでした。しかし、2日目からは難しさを感じながらも、それ以上に活動を楽しむ気持ちが大きくなり、最終日には「もう1日やりたい!」と思えるほど、充実した時間を過ごすことができました。
 今回、私が一番大きく学んだのは、「自分の意見を伝えること」の大切さに加え、「意見を言いやすい雰囲気をつくること」の重要性です。これは、「成長支援班」という1日の振り返りを行うグループに参加したとき、ある先生が話してくださった言葉がきっかけでした。「発言することはもちろん大切だけれど、発言していないときも、他の人が話しやすくなるように意識する姿勢が大切。」この言葉を受けて、私は相槌をしっかり打つことや、穏やかに相手の話を聞くことを心がけるようになりました。そうした行動が、他のメンバーにとって安心して意見を言える環境づくりにつながることを実感しました。この気づきは、これからの人生でもずっと大切にしていきたいと思っています。
 また、リーダーシップについても深く考える機会がありました。「リーダーシップ=引っ張る力」だと思っていましたが、それだけではなく、「相手のやる気を引き出す力」であるということに気づきました。そのためには、自分がまず納得した上で説明すること、相手と合意を得ること、相手の時間を大切にし、感謝の気持ちを持つことが必要だと学びました。そして何より、「自分で責任を持って意思決定すること」の重みを実感しました。
 「MIRA-GE NEXT」に参加できたこと、本当に良かったと思っています。最初は「長いな」と感じていた4日間が、終わる頃には「あっという間だった」と思えるほど、楽しく充実した時間となりました。この経験を通して得た学びや、新しい仲間との出会いは、私の一生の宝物です。


「仲間との出会いと違いを力に変えた四日間」
 長崎で行われた「MIRA-GE NEXT」の合宿研修に参加し、全国の高校生や企業の方々と関わる中で、多くの学びと成長を実感しました。初めのうちは、全国から集まった高校生との会話の中で、自分の意見に自信が持てず、なかなか発言することができませんでした。しかし、「地方創生」や「平和」、「大阪万博」といったテーマに取り組む中で、フィールドワークや企業の方との対話を重ね、チームで課題に向き合ううちに、次第に気づいたことがありました。それは、「意見の違いから新しい視点が生まれること」、そして「どんな意見であっても、まずは伝えてみることが大切だ」ということです。
 坂口先生の講演や企業の方々の経験談を通して、自分の視野や考え方が大きく広がっていくのを感じました。研修3日目には、プログラム終了後に自分から企業の方へ質問をしに行くことができ、初日の自分では想像もできなかった行動に、自分自身の変化と成長を強く実感しました。そして最終日には、積極的に意見を発表し、「伝えることの楽しさ」や「自分の言葉が届く嬉しさ」を味わうことができました。
 この4日間は、びっしり詰まったスケジュール、全国の仲間や企業の方々の前での発言など、簡単なことばかりではなく、挑戦の連続でした。しかし、研修を終えて日常生活に戻ってから、自分の変化に気づく場面が増えました。人との会話でも以前より自信をもって話せるようになり、初対面の相手とも自ら話題を出せるようになったのです。また、親戚に研修での体験を説明したことで、自分の中での学びもさらに深まりました。
 この合宿研修で得た経験や気づきは、今後の生活や活動にも自然と活かされていくと感じています。そして、あの4日間を「本当に参加してよかった」と心から思えることが、私にとって何よりの成果です。これからも、この経験を大切にし、日々の中で活かしていきたいと思います。


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