「高校生ボランティア・アワード2025」参加報告(家庭クラブ・JRC部)
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教職員 : 2025/09/03
2025年8月23日(土)・24日(日)の2日間にわたり、新宿住友ビル三角広場にて「高校生ボランティア・アワード2025 ~君の志を応援します~」が開催されました。今年で記念すべき第10回を迎えた本大会には、全国から198の団体がエントリーし、その中からポスター審査を経て選ばれた88のブース発表団体と35のサイネージ発表団体が参加しました。本校の家庭クラブ(JRC部)は、4名の生徒がブース発表に参加し、日頃の活動を全国の高校生や来場者の皆様に向けて紹介しました。本校にとっては今回が5回目の出場となり、節目の大会に参加できたことを大変嬉しく思っています。
【1日目:開会式・ブース発表・交流会】
初日は、選出された団体によるブース発表が行われ、各校が日頃のボランティア活動や地域貢献への取り組みを紹介しました。週末開催ということもあり、一般の来場者も多く訪れ、会場は大いに賑わいました。
本校は、活動紹介とあわせて、今後児童館や高齢者施設などで実施予定の「モールフラワー作り体験」もブース内で実施しました。高校生だけでなく、一般の方々にも多数ご参加いただき、「楽しかった」「ぜひまたやってみたい」といった声をいただくことができました。
夕方からは、参加校同士の交流会が開かれ、テツandトモさんのパフォーマンス、能登高校の書道パフォーマンス、MIHO美学院中等教育学校の太鼓演奏など、感動的なステージが続き、充実した1日となりました。
【2日目:シンポジウム・発表・閉会式】
2日目午前には、参加高校生全員が集まり、シンポジウムが開催されました。スペシャルナビゲーターの鎌田實さんをはじめ、泉谷しげるさん、野口健さん、大塩さやかさん、末藤千翔さん、奥菜恵さんらがパネリストとして登壇し、災害支援や日頃の活動の中で感じる矛盾・課題について活発な議論が交わされました。
午後からは前日に引き続き、ブース発表が行われ、他校の創意工夫に富んだ取り組みを学ぶことができ、大変刺激を受けました。そして大会の最後には、表彰式と閉会式が行われ、ゲスト応援団である高城れにさん、新羅慎二さん、泉谷しげるさん、そして大会主催者でもあるさだまさしさんからの歌のプレゼントがあり、会場は感動に包まれました。
2日間にわたる大会では、全国の高校生たちの熱意ある発表や想いに触れ、多くの感動と学びを得ることができました。今回の経験を、今後の活動の糧とし、地域や社会のためにできることを少しずつ実践していきたいと思います。ご来場くださった皆様、ご協力いただいた関係者の皆様、そしてこのような素晴らしい機会を提供してくださった「風に立つライオン基金」の皆様に、心より感謝申し上げます。
【参加生徒の感想より】
「ボランティア・アワードに参加して」
今回のボランティア・アワードで特に印象に残っているのは、シンポジウムの中で聞いた「ボランティアをするためには、自分自身が幸せでいる必要がある」という言葉です。それを聞いて、改めて「自分に心の余裕がなければ、本当の意味で人を思いやることはできない」と気づかされ、深く心に響きました。
ブース発表では、私たちの活動を言葉や写真を使って紹介しながら、多くの方々と交流することができました。特に今年は、「モールフラワー作り」の体験ブースを設け、小学生から先生方まで幅広い年代の方々に楽しんでいただけたことがとても嬉しかったです。モールフラワーは簡単に作ることができるので、今後は児童館などでも取り入れていきたいと思っています。
また、他校の発表にもたくさんの刺激を受けました。たとえば、カステラの切れ端を鶏の餌として活用する活動や、小児がんの子どもたちを支援する取り組みなど、どの学校も地域や社会のために工夫を凝らした活動をしており、学ぶことが多かったです。
この2日間で、たくさんの人と出会い、多くのことを学び、とても有意義な時間を過ごすことができました。今回の経験を今後の活動に活かしながら、これからも地域に笑顔を届けられるよう、楽しみながら一生懸命取り組んでいきたいと思います。