PAGE TOP

【JRC部】「安芸高田でバリ!アイデアソン」に参加しました

ホーム > 【JRC部】「安芸高田でバリ!アイデアソン」に参加しました

教職員 : 2026/01/13


 12月26日・27日の2日間、「安芸高田でバリ!アイデアソン」に本校JRC部1年生2名が参加しました。本事業は、広島県安芸高田市を舞台に、市内企業の魅力や地域が抱える課題をテーマとした1泊2日の合宿型アイデアソンで、シーズプロデュース株式会社の企画・運営により実施されました。
 当日は、新庄みそ、井辻食品、cica、道の駅など、市内企業の皆さまが参加され、生徒たちは企業の方々から直接お話を伺いながら、グループに分かれて活発な意見交換や議論を行いました。実際の地域課題に向き合いながらアイデアを形にしていく経験は、生徒たちにとって大きな学びとなりました。
 宿泊先の神楽門前湯治村では、雪景色に包まれた風情ある環境の中で交流を深め、日常とは異なる空間での合宿生活を通して、より一層思考を深めることができました。
 2日目にはグループごとに成果発表が行われ、妥当性・魅力度・表現力などの観点から評価がなされました。その結果、本校生徒は2位および3位を受賞することができました。
 本事業は、生徒が実社会の課題解決に挑戦することで、課題解決能力やアントレプレナーシップを育む貴重な機会となり、探究活動や進路指導の一環としても大きな成果を得ることができました。今回のアイデアソンの実施にあたり、ご協力いただいた安芸高田市および関係企業の皆さま、企画・運営に携わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。


1

9

4

3

2

1

5

【参加生徒の感想より】

 私は今回、「安芸高田でバリ!アイデアソン」に参加しました。参加前は安芸高田についてあまり知らず、人見知りで緊張しやすい自分にとって、初対面の人とのグループディスカッションや最後の発表はとても不安で、正直、怖い気持ちのほうが大きかったです。
 しかし、実際に参加してみると、その不安は少しずつ変化していきました。特に驚いたのは、企業の方々とZoomではなく、実際に面と向かって4社の方と質疑応答ができたことです。直接話すことで、企業の思いや地域への向き合い方がより深く伝わってきました。また、一日目最初のグループワークであだ名を考える活動では、相手の趣味や考え方を知ることができ、自然と打ち解けることができました。参加者は県も学校も学年も異なり、物事の捉え方や重視する点もそれぞれ違っていて、自分にはない視点に触れられたことは大きな刺激になりました。
 一番印象に残っているのは、他校の生徒との関わりです。人見知りな自分でも、「この機会に直していこう」と意識し、積極的に発言したり、意見をまとめる役割を担ったりしたことで、短い一泊二日でも自分の成長を実感することができました。意見がぶつかっても整理しながら話し合うことで、互いに意見を言いやすい雰囲気が生まれることを学び、発言に対する苦手意識が薄れたと感じています。
 また、地域の企業の方と自分から話す時間をつくることで、地域を大切にし、活性化したいという思いは身近な行動から生まれるのだと気づきました。特に、地域で厄介者扱いされがちな鹿を食材として活用し、その良さを知ってもらおうとするcica様の取組は画期的で、課題を価値に変える発想の大切さを学びました。
 今回の経験を、今後は学校でのグループワークや探究活動において、相手の意見を丁寧に聞き、何を目指したいのかを整理しながらまとめていく力として生かしていきたいです。そして、地域や社会の課題を自分事として捉え、行動につなげられる人になりたいと思います。



 日常生活から離れて「安芸高田でバリ!アイデアソン」に参加したことで、私は多様な視点で物事を見る経験を得ることができました。参加当初は徳島在住の自分が広島の地域課題に関わる意義に疑問を持っていましたが、「若者・生産人口の定着」という課題を聞いたとき、徳島市にも共通する問題だと気づき、探究活動にもつながるのではないかと考えました。そこからは徳島にも還元できる提案を目指して活動しました。
 一日目は企業の方々から直接お話を伺う機会があり、地方でも地域特性を活かしたビジネスが成立していることに驚きました。また、道の駅あきたかたの戸田さんのノートと笑顔に触れ、地域の温かさを実感しました。質疑応答後はグループで意見交換をしましたが話がまとまりにくく、考えを整理するためにマインドマップの作成を提案しました。直接の解決策にはつながりませんでしたが、資料制作の手がかりになったと感じています。
 宿泊先の神楽温泉湯治村では雪景色や露天風呂を楽しみ、安芸高田の魅力を体感しました。しかし夜になってもアイデアが固まらず焦りを感じていました。そんな中、リーダーが通う高校のゼミ活動を聞き、SNSでのPRに課題がある企業の現状と結びつけ、提案の方向性がようやく定まりました。ただしパソコンのデータ共有制限により資料作成が進まず、一日目はまとめ切れませんでした。
 二日目は到着後すぐに作業を進め、制限があったため私のタブレットでスライドを作成しました。しかし役割分担が不十分で、スライドも最小限になり、台本なしでの発表となりました。発表後はM-1グランプリを見ながら会場で昼食をとり、不思議で楽しい時間になりました。
 他の班は短期間とは思えない完成度で、自分たちの発表に不安もありましたが、互いに声を掛け合い壇上に立ちました。結果は三位でした。決して満足ではありませんでしたが、時間内での企画・資料制作・発表の難しさを実感しました。また、話し合いで意見が噛み合わなかったり、手持ち無沙汰になるメンバーが出たりと、グループ内のコミュニケーションは必ずしも円滑ではありませんでした。しかし、そうした状況の中で自分の得意を発揮し、リーダーシップをとって資料制作を牽引できたことは大きな自信につながりました。さらに、他者からのフィードバックの重要性や、多様な視点を受け入れながら自分の考えを磨く姿勢の大切さにも気づくことができました。
 振り返ると、アイデアソンは単なる発表会ではなく、地域課題に向き合う難しさと面白さ、そして協働する中で自分自身の成長を実感できる場でした。参加前は不安もありましたが、終わってみれば学びと発見の多い二日間であり、参加して本当によかったと思っています。