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【JRC部】ウアイヌコロ会議に参加しました

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教職員 : 2026/01/27


 2026年1月8日から10日まで、北海道白老町の ウポポイ(民族共生象徴空間) において、「第2回ウアイヌコロ会議」が開催され、JRC部の4名が参加しました。「ウアイヌコロ」はアイヌ語で「尊敬し合う」という意味で、全国から集まった高校生が、アイヌ文化への理解を深めながら「共生社会」について考える探究プログラムです。
 初日は、ウポポイでの探究学習を通して、アイヌの歴史・文化・言語・暮らしに体験的に触れ、職員の方へのインタビューから、自身の思い込みや前提に気づく学びを得ました。夜は宿泊先である 登別温泉石水亭 の大広間にて、各校による学校紹介を行い、生徒同士の交流が深まり、会場は大いに盛り上がりました。
 二日目は、対談やパネルディスカッション、企業・団体による分科会に参加し、循環型社会や文化尊重、地域貢献、情報リテラシーなどの社会課題を「共生」を軸に議論しました。全国の高校生との対話を通して、知識を行動につなげる視点を深めました。
 三日目は、エア・ウォーター北海道 の取り組みを学ぶ「エア・ウォーターの森」や、白い恋人パーク を見学し、企業活動と共生社会の関わりについて理解を深めました。
 道内外21校から集まった94名の高校生が、多様な価値観を認め合い、差別のない社会を実現するためのアイデアを出し合った本会議を通して、生徒たちは相手の背景に想像力を働かせ、対話によってより良い社会を探る姿勢を育みました。今回の学びを今後の探究活動に生かし、共生社会の実現に向けて行動につなげていきます。


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【参加生徒感想文】

尊敬し合う共生社会に向けて

 3日間のウアイヌコㇿ会議に参加し、アイヌの方々や他校の高校生など、さまざまな人との交流を通して、「共生社会とは何か」を自分自身で考える貴重な機会となりました。
 会議では、初めて出会う多くの高校生と交流し、グループディスカッションを行いました。短い時間であったにもかかわらず、次々と意見が出され、グループの誰一人欠けることなく話し合いに参加できていたことがとても印象に残っています。それぞれ考え方や感じ方が違っていても、相手の意見を否定せずに聞き合い、自分の言葉で伝えようとする姿勢が自然と生まれていました。
 私はこの経験から、「共生社会について考え、対話すること自体が、共生社会への一歩なのではないか」と思いました。国籍・民族・文化・宗教など、さまざまな背景を持つ人がいますが、それぞれの魅力を強みにできる環境、そして互いに歩み寄る姿勢が必要なのではないかと感じました。
 また、アイヌの方々が自分自身の言葉で歴史や想いを語る姿を見て、「知ること」と「理解すること」は違うのだと実感しました。一方的に学ぶのではなく、相手の声に耳を傾け、知ろうとする姿勢の大切さを学んだことは、今後さまざまな文化や価値観に向き合う上でも生かしていきたいです。
 私は、「共生社会とは、全員が納得する社会ではなく、納得できない人がいても排除されない社会なのではないか」と考えています。また、自分にできる共生社会とは世界を変えることではなく、学校などの小さな場面で、誰かが取り残されない選択をすることなのではないかと思いました。日常の小さな選択の積み重ねが、共生社会につながっていくはずです。
 今回のウアイヌコㇿ会議で得た学びを一度きりの経験に終わらせず、これからの学校生活や社会の中で、誰かと向き合う姿勢として生かしていきたいです。


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